左官屋さんはどんな仕事?

柔らかな素材を塗って、建物を美しく仕上げる仕事です。

● 住宅
外装・内装を平らにする鏝(コテ)で壁を作ります。玄関の床の下地・仕上げなどにも左官が使われています。平らや模様付けなどの仕上げはもちろん、タイルやレンガを取り付ける際の下地にも左官が使われます。様々な部分で左官の技術が必要になります。

● ビル・マンション
床・壁を平らにするコテで模様をつけて壁を作ります。階段を成形する工事などもあります。ビルなどの床はすべて左官で作られています。天井も左官で塗ります。階段の段差の高さや平行など、その後の工程に大きな影響を及ぼす仕事になりますので、とても責任の大きな仕事です。建設現場の中心的仕事とも言えます。

● 店舗
店舗では壁の雰囲気をとても重要視します。その店のイメージが壁で大きく変わるからです。そんな装飾的な部分でも左官が活躍しています。土壁、漆喰壁、玉石洗い出し仕上げなど様々な技法で左官の見せ所があります。

● お城・伝統建築物
左官の歴史は古く、平安時代に仏教が伝わり白壁を塗るようになってからだと言われています。それ以来、日本の建物は左官で作る塗り壁が主流でした。
その美しい白は見るものを圧倒し、建物に威厳と品格を持たせる重要な役目を果たしています。
明治以降の近代建築でも下地から装飾までをつかさどる重要な職業として活躍しています。

● こんな所にも
高校や大学・駅の装飾工事、テーマパークの擬岩工事、手洗い場の研ぎ出し仕上げなど、自由自在にいろんな形を作ることができるのも特徴です。
身の回りにある様々な場所に左官の技術が使われています。

左官職人とその資格について

左官職人のキャリアパスの例

見習い工
入社し先輩に教えてもらいながら仕事を覚えていきます。町田建塗工業では、SAKANトレーニングスクールにて、モデリングをしながら左官技術を習得していきます。
●三級左官技能士にチャレンジ
技能士
建築物が出来上がる工程に携わることで、自らの腕で建築物を創る魅力を感じることができます。技能を磨きさらに上を目指します。
●二級左官技能士にチャレンジ
主任
第一線で中心となって働き、自分の腕を磨くとともに、後輩の育成も行う立場になります。
●一級左官技能士(国家資格)にチャレンジ
職長
現場で職長(責任者)として一つの現場を最後まで任されるようになります。会社の代表として現場を任されることは職人としての誇りでもあります。
●左官技能士の最上級である基幹技能者にチャレンジ
さらに上を目指して
●マイスター

技能者としてより高度な技能の習得や新しい左官の仕事の開拓などの仕事を行う。

●上級職長・工場長等

自ら現場で活躍しながら、マネジメントをして現場をまとめる仕事も行う。

●工事長、部長、役員、社長

職人さんたちを取りまとめるマネジメントを行う仕事です。

今なぜ左官なのか

高温多湿である日本の環境では調湿効果のある左官の壁が向いています。
アトピーなどの原因となる化学物質を吸着・分解する効果のある壁もあり、室内に塗り壁を塗ることが健康的であると見直されています。また、土壁は繰り返し使えるリサイクル性に富んだ材料としても見直されてきています。
左官のエコロジカルな面や土壁・漆喰などの自然素材の風合いが自然回帰の思考の中で、これからの地球を考えた環境に配慮したものとして様々な場所で改めて左官壁が増えてきています。

近年、左官を目指す女性が増えています。全国左官技能競技大会に出場した女性や、安倍首相を表敬訪問した女性もいます。女性の活躍が目覚ましい業界です。町田建塗工業でも、女性職人が現場を仕切りながら頑張っています。
左官はこれからも建築の世界でなくてはならない職業です。身に付けた技能は自分のものになり、しっかりした技能を持っていれば左官職人として一生活躍することができます。